「保育園行きたくない」
私は心の中で”またか”と思いながら子供の言葉に耳を傾ける。
私は2人の子供を育てるいわゆるワーママだ。
長男は小さい頃からお家が大好き。
「保育園に行きたくない」と行き渋ることは日常茶飯事だ。
行ってしまえばお友達と楽しそうにしているからトラブルがあるわけではなく、
ただ甘えたい、お家にいたいゆえの発言だと推測できる。
毎朝泣いて訴える子供をみると心が揺れる。
そういう時に限って仕事もうまくいかない。
仕事も育児も中途半端で私は何をやってるんだろう。
果たして今の選択が家族にとって正しいんだろうか。
新卒で入社以来子供を産むまでの間、仕事を辞めたいと思ったことはほとんどなかった私も本気で退職を考える。
どうしたらいいかの答えが出ず、心の引っ掛かりが取れないまま、私は今の部署に異動した。
今私のいる部署は営業部門ではありながらも少し特殊だ。
一般の営業店と比べてオンラインで会議することも多く、協業先とのイベントやセミナー実施で土日出勤することもある。
自宅でオンラインセミナーを行ったり、協業先である不動産企業でのイベントに子供を連れて参加したり。
おのずと私が仕事をする姿を子供に見せる機会が増え、その姿を何度か見せることで子供達にも変化が生じてきた。
単純に子供の年齢が上がったこともあると思うが、
仕事に対して理解をしてくれるようになり、行き渋りが減り「お仕事がんばってね」と送り出してくれるようになった。
家に戻ると「ママ、お仕事お疲れさま」と笑顔で迎えてくれる子供達。
子供達の成長を感じるとともに私も自然と笑顔になる。
それでもたまには学校に行き渋る事もある。
そんな時は子供の声に耳を傾けてひまわり生命のさまざまな制度(テレワーク、時間単位特別休暇、シフト勤務、私的時間など)を
フル活用しながら子供達を気分転換させている。
私は新規のマーケット等を開拓するうえで沢山の企業と面談し話を聞く機会があるが、
ひまわり生命のように沢山の福利厚生制度を揃えている会社はまだまだ少ない。
大げさかもしれないが、私はこの会社でなければ仕事を続けられなかったかもしれない。
様々な制度を整備している会社と、制度の活用に理解のある職場には大変感謝している。
子育ては十人十色だ。様々な選択肢があっていい。私の選択だって正解とは限らない。
だけど悩みながらも自分や家族が納得できる選択をしたからこそ今があると思う。
悩みの違いや想いの大小はあれど、私が想い苦しんだ時期は誰にでもやってくるだろう。
いつか同僚が同じように壁にぶつかったとき、私はその方の話を聞いて一緒に悩んであげられる人になりたい。
生産性を意識しながらも様々な制度をきちんと活用できる会社・部署にしていきたい。
私は社員としても母親としてもまだまだ未熟だが、
この選択をしてよかったと胸を張って言えるよう、悩みながらも成長していきたい。