生命保険が与える魔法の力

営業部門:Tさん(40代)女性

2023年10月30日、母親の主治医に家族も呼ばれ、余命宣告をされました。
余命宣告をされる約3年前に母親は白血病に罹患し、1年1ヶ月の入院生活の後、寛解状態となり良い状態が続いていました。しかしある日尋常ではない強さの頭痛があり、詳しく調べたところ、白血病細胞が脳に転移しておりました。
医師の話では「もう治らない。少しでも良い状態が長く続くようにしていきましょう。やりたいことをやっていきましょう」という旨の、非常に厳しい話がありました。私はその後医師と2人で話をしたいと申し出て、「先生の話から非常に厳しい状態であることは理解しました。母親との時間は実際あとどれだけあるのでしょうか」と尋ねました。医師は、「お母さまと同じ状態の人だと半年から1年の間に亡くなられています」と答えられました。私は医師に、「治療がうまくいって1年以上生きた方もいるのでしょうか」と聞いたところ、「われわれの患者さんではいません。変に夢を見させてもいけないと思うので、ごめんなさい」と言われました。

私は家族として信じられないという気持ちと、母のやりたいことを応援したい、限られた時間を少しでも充実した時間にしてもらいたいという気持ちがありました。それと同時に余命宣告されたので、リビング・ニーズ特約で保険金を受け取ることができるかもしれないという考えも浮かびました。
母親にリビング・ニーズ特約の話をするかどうか、非常に悩みました。しかし、常日頃営業マンと「選ぶのはお客さま。情報は伝えよう」と話しているので、母に選択してもらった方が良いと考え、余命宣告されてから約3週間後にリビング・ニーズ特約の話をしました。最初、母親は「お母さんってもうそんな状態なのかな…」と大変ショックを受けていました。しかし、私含め家族で「受け取れるなら受け取って長生きすればいい。お金がすべてじゃないけど、お金があることで叶えられることやできることもあると思う。受け取れるかどうかも分からないから一度申請してみたらどうかな」と話をすると、母親も納得し、保険金請求をしました。ひまわり生命と私の前職の会社でも保険に加入していたため、当社含めて約2500万円の保険金を受け取りました。他に1500万円の保険金がありましたが、それは亡くなった時に家族に渡したいとの意向で請求しませんでした。余命宣告されてから約5ヶ月後にリビング・ニーズ特約の保険金が払われ、母親は「払われちゃってちょっと悲しい。でも長生きする!」と言っていました。

余命宣告されてから私たちが「旅行にいこう」と言っても母親は現実を受け止められないようで、なかなか乗り気ではありませんでした。母親はハワイがとても好きで、「ハワイに行こう」と言っても、「何かあったらと思うと心配だし行けないな…」と、大変後ろ向きでした。しかし、リビング・ニーズ特約の請求をすると決めて2500万円受け取れるかもしれないことが分かると、「やっぱりハワイに行きたい!」と言い、母親の元気が戻り、家族みんなとても嬉しく思いました。
余命宣告されてから約3ヶ月半後の、2024年の2月に、家族で予定を合わせてハワイに行きました。母親も「ハワイに来て本当によかった」と大変喜んでいました。「ハワイに行きたいからそれを目標にいろんなことがんばれた!」とも言っていました。「じゃぁ、次のハワイの予定も立てておこう!」と話し、2024年5月にもハワイ旅行を予約し、またみんなで行くことができました。その時に「これでハワイは最後だな…、ハワイにバイバイしてきた」と母親は言っていたのですが、「そんなことないよ、もう1回行こう!」と伝え、2024年9月にもみんなでハワイに行くことが叶いました。医師より「同じ状態の患者さんで1年以上生きている人はわれわれの患者ではいない」と言われていましたが、幸い1年を超えて、医師からも奇跡の状態と言ってもらいました。これはリビング・ニーズ特約が与えてくれたパワーだと思っています。

こんな形では感じたくはなかったのですが、生命保険が持つ魔法の力を、母親を見ていてとても強く感じました。母親が元気だった時に生命保険の話をし、私の父親は自営業で年金が少ないことが分かっていたため、「もしお母さんがお父さんより先に死んでしまった時の生活費が心配。子どもたちに迷惑はかけたくない」というヒアリングをしていたので、死亡保障にもしっかりと加入してもらっていました。
母親に、「子どもたちが保険の仕事をしていてよかった。ちゃんと想いに合った保険に入っていてよかった。こんな形で良さは感じたくなかったけど、保険に入っていて本当によかったって思っている。ありがとう」と言ってもらえました。保険を使うことがあったことはとても悲しいことですが、母親にそう言ってもらえて本当によかったと感じています。

あとどれくらいの時間があるか分かりませんが、“リビング・ニーズ特約でもらったお金を全部使い切っちゃった、どうしよう”と、嬉しい悩みになるくらい、母親と一緒にハワイに行って多くの時間を共有できることを願っています。
私たちの仕事はお客さまに想いに合った保険に加入してもらうこと、またできるだけ万が一が起こらないように、ずっと健康でいられるようにサポートすることだと思います。これからもライフカウンセラーと一緒にお客さまのサポートをしていきます!