昭和21年生まれの母は働く女性。
小学校から帰ると、「ついてくる?」と聞かれ、母の車の助手席の窓から、お客さんへ頼まれたお化粧品を届ける母をよく見ていました。
当時は子育てにいろいろな制度も無く、父も帰りが遅かったのに、わたしを含めて4人も育てて仕事してすごい母だと、今、子育てと仕事の両立をして初めて大変さがわかります。
こどもが小さいときは、熱を出したら休みをもらい病院へ、治るまでは私も休んで・・支社メンバーに今日中の仕事をお願いして・・心がずーんと落ち込むこともたくさんありました。
母に相談したときに、「無理はしてもいいけど、無茶はしてはいけない」と。無茶をしたら後々つらくなる、無理をすることは自分にプラスになることがあるから、と。
「つらかったら辞めたら?」と言われることも結構ありましたが、きっとそういわれるとわたしが意地になって「辞めない!」っていうことがわかっているからこその鼓舞するために使ったのかなと今ではそう思うようにしています。
最近は「働く女性」と特別視したワードは使いませんが、わたしは働く母がいたことで、母の姿が自分の原点であり自分のパーパスになっています。
これまでもたくさんの方に出逢い、たくさん支えてもらいました。
誰かの想いのために、誰かの幸せを願いながら、自分も想いをしっかり持って成長し続けていきます。