四半世紀のほぼほぼ、そして今もLC(ライフカウンセラー)ラインに所属している私は後輩や新しい派遣社員さんが入社するたびに伝えていることがある。
それは、私が入社し、LCオフィスへ配属された際にまず先輩に言われた言葉である。
「保険を販売するというお仕事は本当に大変なお仕事なの。だから、1つだけ絶対にやって欲しいことがあるの。どんなに忙しかったとしてもライフカウンセラーの皆さんが出かける時は『いってらっしゃい』、帰ってきた時は『おかえりなさい』ときちんと顔を上げて笑顔で言う事だけはやってね!」
ふーん、そんな簡単な事できるにきまってるじゃん!と当時の私は思った。
でも、そうはいかない時もある。面倒くさい頼まれごとをしたり、自分自身の腹の虫の居所が悪い時だってあるのだから。
直販ラインを手放す生命保険会社がある中で直販ラインが存続し、そこで働くライフカウンセラーの皆さんは日々、お客さまのベストを追求している。
それは、新たな保険の提案だけではなく、ライフスタイルに合わせた保全対応、そして何よりも「出口が大事」だと言われている保険ならではの保険金・給付金請求対応である。
あるライフカウンセラーは学生時代の友人からがんが再発したとの連絡を受けた際に「ショートケーキ10個とシュークリーム25個」を持ってすぐさま駆け付けたと。残念ながらその数か月後に友人はお亡くなりになったが日記のようなノートに「あの日、会いに来てくれたことでとても元気づけられた」と記されていたと後日ご家族から聞いたという話や、4人のお子さんを残してお亡くなりになった契約者の保険金の手続きに伺った際、末っ子で当時5歳の長男が亡くなったお父さんに「男は泣くな!」と言われていたようでお姉さん3人は泣いていたけど、亡くなったお父さんの教えを守って唇をかみながらも5歳の男の子が必死に涙をこらえていて、逆にこっち(ライフカウンセラー)が泣きそうになったことがあったのだけど、その子がこないだ社会人になったって連絡が来たんだよーという話など、ここには書ききれないくらいたくさんの「生」の貴重な体験談を聞くことができる環境に私は今もいる。
そのようなライフカウンセラーの身近で仕事ができる、お客さまのために日々尽力しているライフカウンセラーをサポートできている(と思っているのは私だけかもしれないが・・・)自分自身を誇りに思うし、一緒にお客さまのために何ができるかを考え、私自身が直接的にお客さま対応をしているわけではないがライフカウンセラーの皆さんを通じてお客さまの「安心・安全・健康」の手助けができていると考えると、とてもやりがいのある仕事であると感じており、この職場で働けることに感謝し、当社のフロントランナーであるライフカウンセラーの皆さんを支え続けていきたいと思っている。
だからこそ、私はこれからも後輩たちに入社時の先輩の教えを伝え続けるし、先輩の教えをかみしめながら今日も言い続ける。
このレポートを書きながら、最近、できていなかったかも・・・と反省しつつ、私に働きがいを与えてくれるライフカウンセラーの皆さんに笑顔で「いってらっしゃい!」