免責期間中の取扱いとがん保険加入のタイミング
万が一、免責期間にがんと診断確定されたら
がん保険の場合、免責期間にがんと診断されても保険金や給付金は支払われません。また、保障の開始前にがんと診断確定されていた場合は、保険の契約者または保険の対象となる被保険者がその事実を知っている・いないにかかわらず、保険契約は無効となるのが一般的です。
免責期間中の保険料の支払い
免責期間中にがんと診断されても保障されないという点は、保険会社に関わらず共通しています。一般的には免責期間中も、保険料の支払いが必要になります。
ただし、保険会社によって免責期間中は保険料が発生しない商品もあります。がん保険を検討する際に、免責期間中の保険料の支払いも条件として比較しましょう。
健康なうちにがん保険に加入するメリット
健康なうちにがん保険へ加入しておけば、免責期間を無事に過ごせる可能性が高いと言えます。また、若くて持病のないうちに契約すれば、保険料は割安になり、保障内容の選択肢も広がります。
がんは部位によって初期症状がほとんどなく、気づいたときには進行しているケースも珍しくありません。「まだ若いから大丈夫」と思わず、健康な今だからこそ行動することが、将来の安心につながります。
もし不運にも免責期間中にがんが見つかった場合、初期治療費や入院費など全て自分で負担しなければなりません。この免責期間は「すでに症状が潜んでいた場合の不正請求」などを防ぐ目的で設けられているため、どの保険会社もほぼ例外なく設定しています。
加入時に健康そのものだと思っていても、数週間や1、2カ月のうちにがんと判明するケースもゼロではありません。だからこそ「まだ大丈夫」と先延ばしにせず、早めの検討が重要なのです。