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FP監修|変額保険とNISA、どっちがいいの?初心者必見のメリット・デメリットと賢い選び方を解説

「保険で備えるか、NISAで増やすか、あるいは『貯金』が一番安心なのか」――資産形成を考え始める多くの方は、この選択が大きな悩みの種ではないでしょうか。特に2024年から始まったNISAは、その非課税メリットの大きさから注目を集め、「投資を始めたい初心者」にとって魅力的な選択肢のひとつとなっています。

一方で、変額保険は「保障」と「運用」という2つの機能を併せ持ち、万一の事態に備えつつ資産形成も目指せる商品です。しかし、NISAのような非課税制度と比べて仕組みが複雑に見えたり、コスト面で不利に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

本記事では、変額保険とNISAのそれぞれの基本から、メリット・デメリットまでを丁寧に解説します。さらに、両者を徹底的に比較することで、コスト、税制、流動性といった重要な違いを明確化。あなたのライフプランに合わせた最適な選び方や、賢い併用戦略までを網羅的にご紹介します。この記事が、あなたと家族に合った資産形成の第一歩となることをお約束します。

【この記事のポイント】

  • コスト、流動性、税制、リスクとリターンの5つの観点から、変額保険とNISAを徹底比較
  • ライフステージごとの活用術や、両者を上手に組み合わせる「併用戦略」を紹介
  • 「貯金との使い分け」「結局儲かるの?」「初心者向けの注意点」といった、よくある疑問を丁寧に解説
  • 保険と資産形成に関する不安が解消されます。
【表:変額保険とNISAの徹底比較】
比較ポイント 変額保険 NISA
主な目的 保障(死亡・高度障害)と資産形成 資産形成(投資利益の非課税化)
コスト・手数料
  • 保険関係費用、運用関係費用、解約控除
  • 口座開設
  • 維持費用なし、販売手数料ゼロが主流。信託報酬
流動性・換金性
  • 低い(途中解約は元本割れリスク大、手続きに時間)
  • 保険契約者貸付(利息あり)
  • 高い(売却後、3営業日で現金化可能)
税制優遇
  • 生命保険料控除の対象
  • 運用益(売却益・配当金)が非課税
  • 運用益(売却益・配当金)が非課税
リスクとリターン
  • 死亡保障に最低保証あり
  • 運用成果は変動
  • 元本保証なし(運用成果は変動)
  • 運用成果は変動
投資枠の再利用

-

可能(売却すれば非課税枠が翌年復活)
利用できる投資枠

-

つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能

変額保険とは?

変額保険の基本を知る:保障と運用を兼ね備えた保険

変額保険は「保険」と「運用」を一体化した商品です。支払った保険料の一部で死亡や高度障害に備えつつ、残りの資金を株式や債券などで運用します。運用実績は、将来の保険金や解約返戻金に反映されるため、保障と資産形成を同時に行える点が特徴です。

健康をサポートする変額保険 将来のお守り 変額保険 V1 就労不能・介護保障型 変額保険 V2 死亡保障型

変額保険のメリット・デメリットと向いている人の特徴

変額保険を検討する際には、そのメリットとデメリットを深く理解し、自身のライフプランやリスク許容度と照らし合わせることが大切です。

変額保険のメリット:なぜ今、注目されているのか?

変額保険が資産形成の手段として注目される理由は、以下の点にあります。

1,死亡保障の最低保証付き運用:
万一の安心を確保 変額保険の最大の特徴は、運用成績にかかわらず、万一の際に受け取れる死亡保険金に「最低保証」がある点です。市場が低迷し運用成績が悪化しても、保険金が契約時に定めた最低保証額を下回ることはありません。これにより、家族への経済的な安心を確保しつつ、資産運用に挑戦できるという「保険ならではのメリット」があります。
ただし、多くの変額保険では、この死亡保険金の最低保証が「保険料払込期間中(第一保険期間)」に限定されている場合があります。保険料の払い込みが終了した後の期間(第二保険期間)においては、運用成績によって死亡保険金が変動し、払い込み保険料の総額を下回る可能性が考えられます。そのため、契約時に最低保証の範囲をしっかりと確認することが重要です。当社の変額保険も同様に、保険料の払い込みが終了すると最低保証がなくなる商品が多くございます。

2,インフレリスクへの備え:資産価値の目減りを防ぐ可能性 :
物価の上昇を身近に感じるようになった現在、預貯金でお金を保有しているとお金の実質的な価値が目減りしてしまいます。なぜなら、商品が値上がりするからです。一方、変額保険は、保険料の一部を株式や債券などの金融資産に投資するため、運用成果によっては物価上昇率を上回るリターンを得られる可能性があります。これは資産の実質価値を保ちつつ、増やすことで、インフレ対策として有効だといえるでしょう。

3,生命保険料控除の対象(税負担の軽減):
払い込んだ保険料は、一定の条件を満たせば「生命保険料控除」の対象となり、所得税や住民税の負担を軽減できる可能性があります。NISAの運用益が非課税になるしくみとは異なる形での税制優遇であり、実質的な保険料負担を抑えることがメリットだといえます。

FPからのコメント

変額保険の中には、三大疾病保険料免除といったオプションなどを付けることができる商品もございます。
三大疾病保険料免除の最大のメリットは、「保障を残したまま、支払いの心配を手放せる」点にあります。がん・急性心筋梗塞・脳卒中といった三大疾病は、治療費だけでなく、働けない期間の収入の減少が家計に大きな影響を与えます。そのため、以後の保険料支払いが免除されることは、精神的や経済的な負担を軽減する効果を期待できます。なお、保険料が上乗せされるため、家計への影響と必要性を冷静に見極めることが大切です。

変額保険の注意点:リスクと費用を理解する

1,元本割れのリスク:
運用成績によっては払い込んだ保険料を下回る 変額保険の運用は、株式や債券などの市場価格の変動に左右されます。そのため、運用成績によっては、満期保険金や解約返戻金の額が、払い込んだ保険料の総額を下回る「元本割れ」が生じる可能性があります。
特に、契約から間もない時期に解約した場合は、保障機能を維持するための費用が多く差し引かれるため、元本割れとなる可能性が高くなります。

2,運用費用が高い傾向:複数の費用が差し引かれる
変額保険は、一般的な投資信託に比べて、運用費用が高くなる傾向があります。保険料や積立金から、次のような複数の費用が差し引かれるためです。

  • 保険関係費用: 死亡保障など、保険機能を提供・維持するための費用
  • 運用関係費用: 株式や債券などで運用を行うための費用
  • 解約控除: 契約初期に解約した場合、差し引かれる費用

保険関係の費用は、運用に充てられる前の段階で差し引かれるため、純粋な投資商品と比べると運用効率が劣る傾向があります。

変額保険が向いている人の特徴

変額保険は、次のような考えを持つ方や状況にある方に、特に向いている保険です。

万一の保障を確保しつつ、インフレに備えた資産形成もしたい方
「保障は必要だが、貯蓄型保険だとインフレに負けてしまいそう」と考えている方に適しています。死亡保障には最低保証があるため、運用による価格変動リスクを取りながらも、家族へ保障は確保したいというニーズに応えられでしょう。

長期的な視点で資産形成に取り組める方
短期的な相場の値動きに一喜一憂せず、10年、20年といった長期間で運用を続けられる方に向いています。長期運用による複利効果や、ドルコスト平均法のメリットを活かしやすい点が特徴です。

生命保険料控除の恩恵を受けたい方
すでに他の投資商品をNISAなどで運用しているが、さらに税制優遇を活用したいと考えている方にも、生命保険料控除の対象となる変額保険は選択肢となります。

老後資金や教育資金を保険の形で準備したい方
特定の目的(老後資金、子どもの教育資金)のために、保障を兼ね備えた形で資金準備を進めたいと考えている方。

NISAとは?

NISAの基本を知る:非課税で資産を増やす国の制度

NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益が非課税になる制度です。「貯蓄から投資へ」の流れを後押しすることを目的としており、非課税で投資できる枠が2024年から大幅に拡大されました。そのため、投資の初心者から経験者まで幅広い方にとって、資産形成を進めるための有力な制度として注目されています。

NISAのメリット・デメリットと 向いている人の特徴

NISAは非常に魅力的な制度ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。
制度の特徴を正しく理解し、ご自身の目的やライフプランに合った形で活用することが大切です。

NISAのメリット:投資初心者におすすめの理由

NISAは投資の初心者におすすめされているのには、いくつかの明確なメリットがあります。

1,投資利益が非課税:効率的な資産形成を後押しする制度
NISA最大の魅力は、一定範囲内において株式の配当金と投資信託の分配金(普通分配金)や売却益といった投資で得た利益がすべて非課税になる点です。通常は約20%の税金がかかりますが、非課税であるため利益がすべて手元に残ります。さらにその利益を再投資に回すことで複利効果を活かしやすくなり、長期投資では特に大きな成果が期待できるでしょう。

2,非課税投資枠の大幅拡充と期間の無期限化:長期投資に最適
NISAの非課税枠は、年間最大360万円、生涯で1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)という大きいことが特徴です。加えて非課税である期間は無期限であり、教育資金や住宅購入資金、老後資金など、長期的な目的に向けた資産形成に適した制度となっています。一度投資を行えば、非課税期間を気にすることなく、じっくりと資産を育てることができます。

3,投資枠の再利用が可能:柔軟な資産運用ができる
NISAでは、非課税枠を使い切っても、投資している商品を売却すると、翌年以降にその分の投資枠を利用できます。そのため、ライフイベントなどで一時的に資金が必要になった場合でも、売却後に再び非課税で投資をつづけることが可能です。状況に応じた柔軟な資産運用ができる点も大きなメリットだといえるでしょう。

4,低コストで幅広い商品に投資可能:初心者でも始めやすい
NISA口座の開設や維持に費用はかかりません。つみたて投資枠では、金融庁が基準を設けた低コストの投資信託に限定されているため、初心者でも商品選びが迷いにくくなっています。また、多くの証券会社で販売手数料がかからない投資信託が主流となっており、運用コストを抑えながら少額から積立投資を始められる点も魅力です。

NISAの注意点:リスクと制度を理解する

NISAは非常に優遇された制度ですが、投資である以上、あらかじめ理解しておくべき注意点もあります。

1,元本保証はない:投資にはリスクがある
NISAは「投資」の制度であり、預貯金のような元本保証はありません。市場の値動きによっては、投資した金額を下回る可能性があることを理解しておく必要があります。リスクを抑えるためには、「長期・積立・分散」を基本とした投資スタイルが有効です。

2,保障機能はない:万一の備えは別途準備が必要
NISAは資産形成を目的とした制度であり、死亡保障や医療保障、就業不能保障といった生命保険の機能はありません。万一の際に、家族の生活を支える保障については、NISAとは別に生命保険などで備える必要があります。この点は、保障機能を持つ変額保険とは異なります 。

3,非課税投資枠の管理:年間投資枠と生涯投資枠を意識す
年間投資枠と生涯投資枠を意識する NISAでは、年間投資枠と生涯にわたって非課税となる生涯投資枠1,800万円の2つの枠を管理する必要があります。生涯投資枠は売却することで、翌年以降に復活しますが、1年間で投資できる金額は売却しても、つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円、合計360万円と通常と変わりません。そのため、年間の投資額を意識しながら計画的に運用することが大切です。

NISAが向いている人の特徴

NISAは、以下のような考えを持つ方や状況にある方にとって、特にメリットが大きいと言えます。

投資初心者で、これから資産形成を始めたい方
非課税メリットが大きく、低コストで少額から始められるため、投資のハードルが低いです。金融庁の基準を満たす商品の中から選べば、商品選びで迷うリスクも減らせます。

長期的な視点で資産を増やしたい方
非課税期間が無期限で、生涯投資枠も大きいため、10年、20年といった長期でじっくりと資産を育てたい方に適しています。複利効果を活かした運用がしやすいといえるでしょう。

特定のライフイベントに向けて資金を準備したい方
教育資金、住宅購入の頭金、老後資金など、目的が明確な資金を非課税で効率的に準備したい方に適しています。

資産運用におけるコストを抑えたい方
口座開設・維持費用や販売手数料が無料である商品も多いため、運用コストを抑えながらリターンを高めたい方に適しています。

変額保険とNISA どっちがいいの?

変額保険とNISAを徹底比較!5つのポイントで解説

変額保険とNISAは、どちらも資産形成に役立つ手段ですが、その本質的な目的や特性は大きく異なります。ここでは、あなたの資産形成の目的に合わせて最適な選択ができるよう、両者の違いを以下の5つの重要な観点から徹底比較し、詳しく解説していきます。

【表:変額保険とNISAの徹底比較】
比較ポイント 変額保険 NISA
主な目的 保障(死亡・高度障害)と資産形成 資産形成(投資利益の非課税化)
コスト・手数料
  • 保険関係費用、運用関係費用、解約控除
  • 口座開設
  • 維持費用なし、販売手数料ゼロが主流。信託報酬
流動性・換金性
  • 低い(途中解約は元本割れリスク大、手続きに時間)
  • 保険契約者貸付(利息あり)
  • 高い(売却後、3営業日で現金化可能)
税制優遇
  • 生命保険料控除の対象
  • 運用益(売却益・配当金)が非課税
  • 運用益(売却益・配当金)が非課税
リスクとリターン
  • 死亡保障に最低保証あり
  • 運用成果は変動
  • 元本保証なし(運用成果は変動)
  • 運用成果は変動
投資枠の再利用

-

可能(売却すれば非課税枠が翌年復活)
利用できる投資枠

-

つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能

【比較1】目的:保障か資産形成か

変額保険とNISAの根本的な違いは、ご自身の「目的」にあります。ここを理解することが、適切な選択の第一歩です。

変額保険:
変額保険の主目的は、「保障を確保しながら資産形成を行う」こと。
万一の死亡や高度障害といった生命保険としての保障機能をベースに、保険料の一部を運用に回し、将来の資産が増加することを目指します。
つまり、「守り」の保障と「攻め」の資産形成を組み合わせた商品だといえます。
たとえば、家族に万一のことがあった際のお葬式費用や、子どもの教育資金の準備をしながらインフレに備えるために資産を増やしたいと考える方に適しています。

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NISA:
NISAは、「純粋に資産形成を行う」ための制度です。投資によって得た利益を非課税にすることで、効率よく資産を増やすことを目的としています。医療保障や死亡保障といった生命保険の機能は一切ありません。そのため、NISAで資産の資産が増えても、万一の際に遺された家族の生活費やカバーすることはできない可能性が高く、別途、保障を用意する必要があります。

【比較2】費用・手数料:運用効率を左右する要素

資産運用では、費用の違いが長期的なリターンに大きく影響します。変額保険とNISAでは、かかる費用や手数料の性質が異なります。

変額保険:
変額保険では、

  • 保険契約を維持するための「保険関係費用」
  • 資産運用を行うための「運用関係費用」

などが保険料から差し引かれます。

これらは、保障機能や運用サービスの対価として必要な費用ですが、NISA口座で投資信託を運用する場合と比べて、合計の費用は高くなる傾向があります。

NISA:
NISA口座の開設や維持に費用はかかりません。運用期間中は、投資信託の信託報酬が発生しますが、全体として費用が抑えられています。変額保険と比較すると運用効率の面では有利だといえます。

【比較3】流動性・換金性:いざという時の使いやすさ

急にお金が必要となったとき、どれだけスムーズに現金化できるかも重要な比較ポイントです。

変額保険:
変額保険は長期的な運用を前提とした商品であり、流動性は高くありません。途中で解約する場合、特に契約初期は解約控除の影響で元本割れするリスクが非常に高くなります。解約返戻金には最低保証がないため、市場の変動で運用資産は増えたり減ったりします。
なお、一時的な資金ニーズに対しては、「保険契約者貸付制度」を利用できますが、借入れには利息がかかることや、貸付期間中の保険金や解約返戻金から借入元本と利息分が減額されるといった注意点があります。

NISA:
NISAは、株式や投資信託など流動性が高い商品を対象としています。売却後は、通常数日〜1週間程度で現金化できるため、急な資金ニーズにも比較的対応しやすいのが特徴です。もちろん、売却時の価格が購入時よりも下っていれば、損失が発生します。

【比較4】税制優遇:非課税メリットの活用方法

変額保険とNISAでは、税制優遇の仕組みが大きく異なります。それぞれのメリットを理解し、自身の税負担軽減にどう活用できるかを把握しましょう。

●変額保険:
生命保険料控除:
支払った保険料は、一定の条件を満たせば「生命保険料控除」の対象となります。所得税で最大4万円、住民税で最大2.8万円が課税所得から控除され、毎年の税負担を軽減する効果があります。

死亡保険金の非課税枠:
死亡時に相続人である遺族に支払われる死亡保険金は、(契約形態によっても異なりますが)相続税法上の非課税枠(500万円 × 法定相続人の数)が適用されます。

この非課税枠を適用することで、相続税の負担を抑えながら、家族に財産を遺すことができます。

●NISA
投資利益が非課税:
NISAの最大の特徴は、一定範囲において株式の配当金や投資信託の分配金、売却益など投資で得た利益が非課税になる点です。通常は、約20%の税金がかかりますが、NISAでは税金がかからないため、利益をそのまま再投資に回すことができます。その結果、複利効果を活かして、効率よく資産を増やすことが可能です。

【比較5】リスクとリターン:元本保証の有無と運用成果

投資には必ずリスクが伴い、そのリスクの大きさと期待されるリターンは密接に関連しています。元本割れのリスクがある以上、元本保証の有無は、両者のリスクの考え方において重要な違いとなります。

●変額保険:
死亡保障に最低保証がある(原則):
変額保険は保険商品であるため、最も重要な機能である死亡保障については、運用成績が悪化しても契約時に定めた「最低保証額」が支払われます。そのため、、万一の際に遺族が受け取る保険金がゼロになる心配はありません。

満期保険金・解約返戻金に元本保証なし:
一方で、満期保険金や解約返戻金には元本保証がなく、運用実績によって変動します。市場の環境によっては払い込んだ保険料を下回る可能性があります。

●NISA
元本保証なし:
NISAで投資する株式や投資信託には、元本保証がありません。市場の変動によって価格が下落すれば、投資元本を割り込むリスクがあります。そのため、ご自身のリスク許容度を理解したうえで商品を選ぶことが重要です。

運用成果は選択した金融商品と市場動向による:
運用成果は、選ぶ金融商品や市場の動向によって大きく左右されます。リスクを抑えながら安定した運用を目指すには、複数の資産・地域・商品に分けて投資する「分散投資」が基本となります。

変額保険とNISA、あなたに最適な組み合わせは?

ここまでの違いは理解できたものの
「結局、自分にはどちらが向いているの?」「どう組み合わせるのが効率的なの?」と、迷う方も多いのではないでしょうか。そんな方は、ぜひ無料のライフコンサルティングをご活用ください。 無料ライフコンサルティングが現在の家計状況や将来の目標を丁寧にヒアリングし、保障と資産形成のバランスを考えた最適なプランをご提案します。

FPからのコメント

変額保険とNISAは「どちらが正解」というものではありません。
保障が必要な時期と、資産を増やしたい目的を整理したうえで、それぞれの強みを上手に活用することが、長期的な安心につながります。

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ライフステージ別!変額保険とNISAの賢い活用術と併用戦略

人生は、結婚、出産、住宅購入、子どもの独立、そして定年退職など、さまざまなライフイベントを経て変化していきます。それに伴い、必要な保障の内容や、資産形成の目的も大きく変わるものです。ここでは、ライフステージごとに、変額保険とNISAをどのように使い分け、併用すると効果的かを、具体的に解説していきます。

20代・30代(若年層):長期投資で資産を育てるには?

●この年代の特徴:
結婚や出産といったライフイベントを迎えた、あるいはこれから迎える時期です。収入はこれから伸びていく段階ですが、若いうちはリスクを取りやすく、早めに投資を始めるほど、長期投資による複利効果を最大限に生かせるというメリットがあります。少額からでも将来に向けた資金形成の土台作りを始めることが重要です。

●NISAの活用:
この年代では、NISAを資産形成の主軸として活用するのがおすすめです。月々数千円からでも積立投資を始め、非課税メリットを活かしながら、長期・積立・分散投資の基本を実践していきましょう。

●変額保険の活用:

  • 結婚や出産をきっかけに、万一の際の死亡保障の必要性が高まります。若いうちに変額終身保険に加入すると、保険料が割安になりやすく、運用期間が長く取れるため、資産形成の効果を期待できます。
  • 将来の教育資金や住宅資金など、まとまった資金が必要になる目的に向けた、長期運用にも 有効です。
  • 運用リスクを取りつつも、家族への保障を確保できます。死亡保障には最低保証が設けられているため、資産運用によるリスクを取りつつも、家族への保障を確保することができます。

FPからのコメント

20代・30代は長期投資という観点からとても貴重な時期です。
NISAで資産形成を進めつつ、最低限の保障を変額保険で備えることで、将来への不安を抑えながら投資を続けられるでしょう。ただし、何千万円という大きな保障については、別途、掛捨て型の生命保険で備える必要があります。

40代・50代(子育て・壮年期):保障と資産形成のバランス

●この年代の特徴:
子どもの教育費がピークを迎え、住宅ローンの返済が本格化するなど、家計の支出が最も増える時期です。同時に、健康リスクが高まり始めるため、万一の際の「保障」の重要性も大切です。また、老後の資金準備に向けて、いよいよラストスパートをかける必要が出てくる年代でもあります。

●NISAの活用:
教育資金や住宅のリフォーム資金、そして老後資金の積み増しなど、目的を明確にした資産形成にはNISAを活用しましょう。 特に教育費の負担が終了したご家庭は、非課税枠を意識しながら、積立投資を続けることで、老後資金を準備するペースを加速させることができるでしょう。

●変額保険の活用:

  • この年代は、変額保険の「保障機能」が非常に重要になります。万一の際に遺された家族の生活費、子どもの教育費、などを確実に保障するために、変額保険は非常に有効な手段です。
  • 特に、働き盛りに万一のことがあっても、家族の生活レベルを大きく変えることなく守ることが可能になります。

60代以降(老後資金準備・取り崩し期):安心のセカンドライフのために

●この年代の特徴:
退職を迎え、公的年金に加えて準備してきた老後資金をいかに長く、効率的に取り崩していくかが大きなテーマとなります。医療費や介護費用への備え、「おひとりさま」になった場合の生活設計など、安心できるセカンドライフのための具体的な計画が求められます。

●NISAの活用:
この年代では、NISAで積み上げてきた資産が老後資金の取り崩しの中心となります。流動性が高く非課税で運用できるため、必要な生活費を計画的に売却しながら取り崩していくことができます。
すべてを一度に現金化せず、一部は運用を続けることで、資産寿命を延ばす「取り崩し運用」も期待できます。運用をやめないことがインフレへの対応や、予期せぬ出費への備えにもつながります。

●変額保険の活用:

  • 運用成績によっては、年金の受取開始時期を遅らせたり、保険金額を増額したりすることで、さらに余裕のある老後資金を準備できる可能性があります。
  • また、介護保障などがついている場合、自身の介護が必要になった際の費用に充てることも可能です。これにより、より手厚い介護サービスへの備えとなります。
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まとめ:変額保険とNISA、自分に合った最適な資産形成戦略を

変額保険とNISAは、どちらもあなたの資産形成を力強くサポートしてくれる有効な手段です。しかし、本記事で解説したように、その本質的な特性と役割は大きく異なります。

改めて、両者の特徴を整理しましょう。

●変額保険:

  • 「保障と資産運用を一体化」した商品で、万一の死亡保障に最低保証がある点が最大の魅力です。
  • 生命保険料控除や死亡保険金の非課税枠といった税制優遇があります。
  • 保障を確保ながら長期的なインフレ対策として資産形成を進めたい方に向いています。
  • 一方で、運用コストはNISAより高く、流動性は低い点に注意が必要です。

●NISA:

  • 投資による利益が非課税になる、資産形成に特化した制度です。
  • 低コストで始められ、流動性が高いです。
  • 非課税メリットを活かして効率的に資産を増やしたい方、特に投資初心者に適しています。
  • 元本保証はなく、生命保険のような保障機能はありません
  • 運用コストは変額保険より低く、流動性は高くなっています。

保障は変額保険、資産形成はNISA。
これらを比べる際、どちらか一方が優れていると決めつけるのではなく、ご自身の「目的(保障か資産形成か)」「リスク許容度」「資金の流動性」「税制メリット」といった複数の視点から総合的に検討することが大切です。

そして、最も効果的なのは、「両方のメリットを理解し、上手に組み合わせる『併用戦略』」です。

たとえば、
  • NISAで教育資金や老後資金を、非課税のメリットを活かしながら効率的に増やす。
  • 変額保険で万一の保障をしっかりと確保しつつ、貯蓄性のある生命保険として活用する。

このように役割を分けて活用することで、それぞれの制度と商品の強みを最大限に引き出しながら、ご自身のライフプランに合った、無理のない資産形成が可能になることでしょう。

資産形成の生計は、人それぞれ異なります。このコラムで得た知識をもとに、ぜひご自身の現在の状況や将来の目標を整理し、納得できる資産形成の戦略を考えてみてください。

あなたのライフプランに合わせた最適な保険と資産形成をご提案します。
「変額保険と新NISA、具体的にどう始めたら良い?」「私に最適な組み合わせは?」 「今の保険の見直しも含めて相談したい」 そんな疑問をお持ちの方へ、無料のライフコンサルティングをご案内しています。 当社所属のライフカウンセラーがお客様の現在の状況や将来の目標を丁寧にヒアリングし、あなたにぴったりの資産形成戦略をサポートいたします。

横川 由理(よこかわ ゆり)
監修 横川 由理(よこかわ ゆり)

経歴:FPエージェンシー代表 CFP®、証券アナリスト、FP歴25年

生命保険会社での勤務を通じて、「顧客の立場に立った考え方」の必要性を強く感じ、FP業界に飛び込む。現在は、相談業務をはじめ、FP資格取得学校、大学院、企業研修の講師、雑誌や書籍、FPテキストの執筆等を手掛けている。

著書:年度版「NEWよい保険・悪い保険」(徳間書店)シリーズは、16年目に突入。「知らなきゃ損!インフレってなに」(自由国民社)など50冊を超える。

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