自分に合った掛け捨て型生命保険の選び方
掛け捨て型はシンプルだからこそ、自分に合ったものを選ぶことが重要です。漠然と選ぶのではなく、しっかりとポイントを押さえて比較検討することで、家計に無理なく、必要な保障を賢く手に入れることができます。
ここでは「保険選びのポイントと比較方法」と「加入前のチェック項目」を整理します。
保険選びのポイントと比較方法
掛け捨て型を選ぶ際に、特に意識したいポイントは以下の通りです。
①必要保障額を算出する
まずは、「万一のことがあった場合、家族が生活していくためにいくら必要か」を具体的に試算することが第一歩です。
遺族の生活費、子どもの教育費、住宅ローンの残高、葬儀費用などをリストアップし、現時点での貯蓄や公的保障(遺族年金※など)でまかなえる分を差し引いた金額が、必要な保障額の目安となります。これにより、過剰な保障や不足を避けられます。
【例】遺族の生活費(月額)×年数、教育費(大学卒業まで)〇〇万円、住宅ローン残高〇〇万円 など
- ※遺族年金には「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」があります。どの遺族年金を受け取れるかは、亡くなった方が加入していた年金制度によって異なります。
②複数の商品を比較する(保険料、保障期間、特約など)
同じ掛け捨て型でも、保険会社や商品によって、保険料、保障範囲、保障期間、特約などが異なります。複数社のプランを見比べ、自分のニーズに最も合ったものを選びましょう。
③契約形態(定期型か終身型か)を確認する
前述で触れた通り、掛け捨て型には「定期型」と「終身型」があります。
定期型:一定期間(例えば10年など)ごとに契約を更新し、その際に保険料が見直されます。更新時の年齢が上がるにつれて保険料も高くなる傾向があります。
終身型:契約時から満了まで保険料が変わらないタイプです。
長期的な負担を見据えて、どちらの契約形態が自身のライフプランに適しているか判断しましょう。若いうちは定期型で安く抑え、子どもが独立したら終身型に切り替えるといった選択肢も考えられます。
加入前のチェック項目
保険に加入する前に以下の点を確認しておくと、より納得感のある選択につながります。
☑公的保障の内容を把握する
生命保険を検討する上で最も重要なのが、国から受けられる「公的保障」を理解することです。
日本の公的医療保険(高額療養費制度など)や、公的年金(遺族年金など)は非常に手厚く、これらでどの程度カバーできるかを把握しておけば、民間の生命保険でどのくらいの金額を備えておけばいいか明確になります。
☑保険料は家計に無理のない範囲か確認する
いくら必要な保障額を算出しても、毎月の保険料が家計を圧迫するようでは、長期的に契約を続けることが困難になります。現在の収入、支出、将来の貯蓄計画などを考慮し、無理なく、そして長く続けられる保険料であることを確かめましょう。
☑ライフステージの変化を想定する
人生には、子どもの成長、住宅ローンの完済、退職など、保障が必要なくなるタイミングや保障額を減らせるタイミングが必ず訪れます。将来のライフイベントを想定し、それに合わせて保障内容を調整できる柔軟性があるか、またその見直しが容易であるかを確認しておきましょう。
☑特約は安心と負担のバランスを考える
入院特約や先進医療特約など、主契約に付加できる特約は保障内容を充実させ、より大きな安心を得られるものです。
ただし、必要以上に追加すると保険料の負担が大きくなってしまいます。ご自身にとって本当に必要な保障は何か、その特約が保険料に見合う価値があるかを慎重に検討し、最適なバランスを見つけることが重要です。