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変額保険とは?保障と資産運用を両立する新しい選択肢

「万一の保障も必要だけど、将来に向けた資産形成も大事。一度に解決できないだろうか?」。そんなニーズに応えるのが「変額保険」です。変額保険は、万一の保障を提供しながら、払い込まれた保険料の一部を投資信託などで運用。その運用成果に応じた保険金や解約返戻金が将来支払われる保険です。運用成果により受取額が変動するのが、一般的な生命保険と大きく異なる点です。本記事では、変額保険の仕組みや種類、メリット、活用法などについてわかりやすく解説します。

変額保険の基本と仕組み

変額保険とは

変額保険は、払い込んだ保険料の一部を、株式や投資信託、債券などで運用し、その運用成果に応じて、「保険金」や「解約返戻金」の受取額が変動する保険です。運用が好調なら資産を増やすことが期待できます。一方で、運用が不調な場合には、資産が目減りしてしまうこともあります。
SOMPOひまわり生命の変額保険をはじめ、万一の際の死亡保険金については「基本保険金額」の受け取りが保証※されている保険が多く、安心して資産形成を目指すことができます。将来に向けて計画的に積立を行いたい方に適した保険といえます。

  • 第2保険期間には基本保険金額の最低保証はありません。

運用の仕組み

変額保険に払い込んだ保険料は、保障などに使われる費用を除いた後、「特別勘定」と呼ばれる、運用を行うための独立したファンドで管理されます。SOMPOひまわり生命の変額保険では、投資対象やリスクの異なる9つの「特別勘定」があり、自分に合った預け先を選ぶことができます。預けた積立金は、それぞれの「特別勘定」の投資方針に基づきプロフェッショナルが運用しますので、契約者ご自身で売買や投資判断を行う必要がありません。
「特別勘定」の選択は、ご契約後も変更(スイッチング)することができます。SOMPOひまわり生命の場合、年24回※(2023年5月以降のご契約の場合)まで変更が可能ですので、市場環境やライフステージに合わせて柔軟に見直すことができます。

特別勘定のリスクとリターン例(SOMPOひまわり生命の変額保険の場合)の図

定額保険との主な違い

定額保険とは、保険金や返戻金の受取額が契約時点で確定している保険のこと。一方、変額保険は運用実績に応じて受取額が増減し、元本を下回るリスクもあります。主な違いを下の図にまとめています。

定額保険との主な違い
  定額保険 変額保険
保険金・解約返戻金額 契約時点で確定 運用実績に応じて増減ただし、死亡・高度障害保険金は最低保証あり
元本割れリスク 一部あり あり
こんな方に 保障を重視したい方 保障と資産形成を両立したい方

そのほか、さまざまな死亡保険の種類と違いについては、こちらも参考になります。

変額保険の種類と選び方

期間と受け取り方で選べる3つの変額保険

変額保険には大きく分けて「有期型」「終身型」「変額個人年金保険」の3種類があります。「有期型」は、5年、10年など期間が定められたタイプ。満期時に、運用成果に応じた満期保険金を受け取れます。「終身型」は保障が一生涯続くタイプ。運用実績に応じて、死亡保険金や解約返戻金が変動します。また「変額個人年金保険」は一定期間運用した後、その成果に応じた年金を定期的に受け取るタイプです。
SOMPOひまわり生命の変額保険のように、保険料の積み立ては有期で終了するものの、その後も終身にわたり特別勘定による運用を継続できる商品もあります。

ライフプランに合わせた選び方

「積立金を取り崩すタイミングがいつになりそうか」も資産形成を始める際に重要なポイントになります。例えば中長期的なスパンで考える場合は、終身型や個人年金型が適しています。SOMPOひまわり生命の変額保険のように、主たる保険契約の全部または一部を年金支払に移行することができるタイプもあり、ライフプランに合わせた柔軟な設計が可能です。目的・運用期間を考慮し、自分に合う設定にすることが大切です。

変額保険の魅力と活用メリット

万一に備えながら資産をふやせる

変額保険の一番の魅力は、運用の成果が保険金や解約返戻金に反映される点にあります。運用の成果が良ければ、将来受け取る金額が増える可能性があります。また、運用のプロが多様な資産に分散投資するため、自分では選びにくい投資先にも資金を振り向けられるのも特徴です。
そしてもう一つが、運用の好不調に関わらず万一の際には基本保険金額の支払いが保証されている点です。保障を確保しながら、資産を増やすチャンスを得られる柔軟な仕組みの保険といえます。

インフレ時代にふさわしい資産形成

例えば1,000万円の預金を所有していたとします。インフレにより物価が上昇すると、1,000万円で買える品が少なくなります。つまりインフレ時には預金などの現金資産の価値が実質的に下がりやすくなります。その点、運用成果によって保険金が変動する変額保険は、インフレによる資産価値の目減りを抑えやすい保険といえます。なぜなら経済成長をともなうインフレ局面では企業の収益や株価が上昇しやすく、運用資産が増える可能性があるからです。将来の生活費や老後資金などのために、インフレ対策をしながら中長期的に資産を育てたい方に、効果的な選択肢といえるでしょう。

税制面でもしっかりメリット

有期型・終身型の変額保険は、一般生命保険料控除の対象です。また、変額個人年金保険についても税制適格要件を満たせば個人年金保険料控除の対象となります。年末調整や確定申告で申請すれば、所得税で最大4万円、住民税で最大2万8,000円の控除が受けられます。 保険金や解約返戻金を受け取る際に課税される場合もありますが、「一時所得※」として扱われるため税負担は軽減されます。税制面でみても資産づくりに有利な商品といえます。

  1. ※1 一時所得:臨時的に得た所得のこと。利益から50万円を控除し、残額の1/2が課税対象になります。

変額保険のデメリット

受取額が変動し元本割れのリスクもある受取額が変動し元本割れのリスクもある

運用成績がダイレクトに解約返戻金や満期保険金に反映されます。市場環境によっては元本割れする可能性もあります。

短期の途中解約に向かない

変額保険は長期運用を前提とする商品です。早い段階で解約すると、積立が十分に育たないうえ、「解約控除」などの費用によって返戻金が大きく減ることがあります。

加入後も管理に手間がかかる

プロが運用を行うとはいえ、特別勘定の選択や見直しの判断は契約者自身が行います。市場環境の変化を顧みず放置していると大きな損失を被る可能性もあるため、定期的に状況を確認する必要があります。

そうした管理に不安を感じる場合は、保険会社の相談サービスを活用するのも1つの方法です。SOMPOひまわり生命でも、無料で専門家のアドバイスが受けられる相談窓口を設けています。

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変額保険に向いていない人・向いている人

変額保険は、人により向き・不向きがはっきり分かれる商品です。以下を目安に、自分に合うかどうかをチェックしておきましょう。

変額保険が【向いていない人】・元本割れは受け入れられない・資金の使用時期が決まっている(教育費等)・目標額を下回ると困る(教育費等)・資産運用だけが目的で保障は不要・プロにまかせて手間は一切かけたくない【向いている人】・保障と運用を同時で目指したい・リスクをとって積極的に資産運用したい・長期でじっくり資産形成したい・元本割れのリスクを受け入れられる・経済ニュースや市場の動きをマメに確認できる

変額保険が向いていないと感じる場合は、終身保険や定期保険など他の生命保険の種類を紹介しているページを参考に、自分合う選択肢を検討してみましょう。

ライフステージ別の活用イメージ

若年層の資産形成期

社会人になりたての20〜30代は、まだ病気などのイメージが持ちにくい時期ですが、将来に向けて資産形成を始めるには最適なタイミングです。変額保険は少額から積み立てられ、保険料の一部を投資信託などで運用することで、所謂、ドルコスト平均法など時間を味方にした資産の成長が期待できます。また、万一の際の保障も確保されるため、保険にしかない「保障」という安心も手に入る点が魅力です。SOMPOひまわり生命の変額保険は、喫煙状況や健康状態に応じて積立金が上乗せされるユニークな仕組み(健康ステージ)があり、若く健康な方にほどメリットのある商品といえそうです。

子育て・老後準備期の保障活用

30〜50代は教育費や住宅ローンが重なる一方、家族を守る万一の保障も重要になる時期です。満期に保険金を受け取れる有期型の変額保険なら、教育資金を計画的に準備できます。ただし、変額保険の満期保険金は運用成果で増減しますので目標額に届かない可能性もあります。必要な資金の全体ではなく一部として組み入れることが大切です。
一方で、教育資金に加えて老後資金まで見据えて備えるなら終身型がおすすめです。SOMPOひまわり生命の変額保険は、保険料の払込みが終わった後も、そのまま生涯に渡って資産運用を続けられる仕組みになっています。教育費が必要なタイミングで一部を解約返戻金として引き出して、残りは将来に向けて運用を続ける…そんなライフプランに合わせた柔軟な使い方ができます。

相続対策・資産承継期のプランニング

人には残念ながら必ず最後が訪れますが、その際、全員が関係する「相続」にも終身生命保険は役に立ちます。残された方が受け取る生命保険金は法定相続人1人当たり500万円が非課税になります。規定範囲内の受取人の指定もでき受取人固有の財産として活用できます。数十年の人生を想定すると、物価の変動にも対応しやすい変額保険が注目される背景に「保障と資産づくりを同時に実現できる」点があると言えます。

まとめ

変額保険は、死亡や高度障害に備える保障を確保しながら、保険料の一部を投資信託などで運用して資産形成を図る新しいタイプの生命保険です。運用は保険会社が行うため初心者でも始めやすい点も魅力の一つです。 低金利やインフレ局面の中でも、保障と長期運用を両立できる選択肢として、検討しておきたい保険といえます。ただし元本保証はなく、費用や市場変動の影響を受ける点は必ず理解しておきましょう。

ライフコンサルティングのプロと話そう 無料相談人生設計相談

変額保険について動画で分かりやすく解説しています。

岸 高義(きし たかよし)
監修 岸 高義(きし たかよし)

経歴:学習塾を経て2009年1月より現職。延べ6500組を超える家計相談の経験から、保険以外(住宅やNISAなど)を勘案しながら個人・法人の保険活用効率を上げることでキャッシュフローを改善することを得意とする。各企業でのセミナーや講演を通じた新たな気付きやアイディアの提供も行っている。

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